BLOG

2024.02.13

【施設】横浜ベイコート倶楽部

第一章 ラ・メール

だいぶ楽しませてもらったよ。という言葉と、これで君との接点が切れてしまうね。という言葉を最後に、僕はその場所を離れた。
関西圏や中部地区の方には、全く馴染みのない駅、根岸。おそらく東京や神奈川県の方でも根岸駅と聞いてピンとくる人はほぼいないかと思いますが、横浜市磯子区にある根岸駅は僕にとって良くも悪くもいろんな思い出が詰まった駅である。
なんだか寂しくもあり、言葉にできない感情であったが、家族構成の変化と共にリゾートニーズが変わる事もあるのはしょうがない事なのかもしれない。当時まだ子供であった僕を野毛に飲みに連れて行ってくれてたり、見たことのない世界を見せてくれた人との関係が今日で終わるのだが、そこからちょっと行った坂道にあるレストランで当時の事や昨晩見たアニメーションの事などを思い出しながらソーダ水を飲んでいた。
この店は、僕より上の世代の人にはちょっと知られている店で、クラベールブログの読者の方でも遠くからわざわざこの店を訪れた事がある人もいるかもしれないが、ソーダ水を飲みながら昔の事を思い出したり昨晩見たアニメの事などを考えていたのだ。

この店では今までコーヒーしか頼んだ記憶はないが、どうやらソーダ水を頼むと「海を見ていた午後」がかかる事になっている事に最初の来店から20年が経過してから気づくことになる。
時の流れとともにおそらく、昔は見ることができた貨物船もマンションなどの影で見る事が出来なくなり、三浦半島?おそらく房総半島であるが、それはアーティストの感覚で三浦半島の方がイメージが良かったのかもしれない。

また、このような事を書くと千葉県の人から怒られてしまいそうであるが、まー三浦半島の方がアーティスト的には都合が良かったのだろう。

子供の頃に夢中になっていたのは金曜ロードショー。

サブスクでいくらでも好きなだけ映画をみる事が出来る時代になり、ほとんどテレビを見る事が無くなったが、良くも悪くも、自分の好みの映画しか見なくなる。一方、テレビは僕の好みに関わらず一方的に映画を流す。

そのために全く興味のない映画などをみる機会を与えてくれるのがテレビの良いところではないだろうか。
その坂道にあるレストランでソーダ水を僕は一気に飲み干すと、幾度通過したかわからない消防署前を通り、根岸公園で物思いにふけながら公園内を散歩する。
旧一等馬見所。
その建物は蔦に覆われ横浜競馬場の開業からそれなりの月日が経過した事を感じさせてくれるのは十分な建造物である。

1866年というから横浜の港が開港されてから7年後には既に日本では競馬を楽しむ文化が生まれつつあったという事であろう。客の大半が西洋人であったと想像される場所に、刀を携えちょんまげ姿で馬券を握りしめるお侍がいたと想像すると面白いものである。
そんな公園を散歩しながら、多くの事を回想している。
今日はそんな日なんだ。

根岸公園馬の博物館HPはこちら

tags:
記事一覧

カテゴリー

タグ


過去の記事

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

2019年

2018年

2017年


先頭
エクシブの購入売却はエクシブ専門仲介業者クラベールにお任せください
クラベール copyright© クラベール all right reserved.