2022.06.07
【施設】ラグーナベイコート倶楽部
中古ラグジュアリースイート会員権で行くラグーナベイコートの旅 PART1
グッバイ マイ ラブ この街角で
グッバイ マイ ラブ 歩いていきましょー
あなたは 右に 私は 左に
振り向いたら 負けよ
唄 アン・ルイス
パパうるさいよ。
という子供の声で我に帰るのですが、それにしても若かりしき頃のアン・ルイスはなんと美しい女性なのだろうか。感覚が古いのでしょうか。歳のせいでしょうか。昭和歌謡が最近の音楽より耳に心地良いのです。
現在、クラベールは第二東名自動車道の浜名湖パーキング辺りを通過中です。久しぶりに、仕事帰りにどこかのエクシブホテルを利用するという事ではなく、英気を養おうという事で心と体に休息を与えるために、ハンドルを握ります。
今回はいつもとは違い、時間に余裕があるために、ラグーナベイコート倶楽部に宿泊するだけではなくいろいろとラグーナベイコート倶楽部とその周辺を観光してみたいと思います。
今回の旅の主な目的は、クラシックホテルの一つでもある蒲郡クラシックホテルを見学するという事。もう一つは、クラベールが大変お世話になっている方が浜名湖に一棟貸し邸宅というここ数年若い方達に流行っている、とても贅沢な宿泊施設をスタートさせるという事で、宿泊してみて感想を聞きたいという事であったので、クラベールも初めてですが、一棟貸し邸宅というのを体験してみたいと思います。
まずは、ラグーナベイコート倶楽部に向かう前に日本に9つあるクラシックホテルの内の1つである蒲郡クラシックホテルへと向かいます。
この蒲郡クラシックホテルはラグーナベイコート倶楽部から車でおよそ15分ほどの場所にあり、蒲郡観光では多くの人が訪れる竹島のすぐ近くにあります。
おそらく竹島へと観光に行かれた方の中には、竹島から陸地へ振り向くとこの建物をご覧になった方も多いのではないでしょうか。
駐車場から見たその出で立ちはまるで戦国時代のお城のようです。
日本国内には戦前から戦後にかけての西洋のホテルライフを具体化してきたクラシックホテルが9つあると言われています。今回クラベールが訪れている蒲郡クラシックホテルの他には、日光金谷ホテル、東京駅に隣接している東京ステーションホテル、横浜山下公園前のホテルニューグランド、エクシブ箱根離宮の道を挟んだ反対側にある富士屋ホテル、以前クラベールブログ内でご紹介させていただいた川奈ホテル、軽井沢の万平ホテルに、多くの方もご存知かと思いますが奈良ホテルと長崎県の雲仙観光ホテルになります。
クラベールはこのクラベールブログ内で数回、日本のクラシックホテルについてもブログを書かせていただいているのでお時間のある方は一緒にお読みくださいませ。
ホテルニューグランドのブログはこちら
クラベールの川奈ホテルのブログはこちら
この蒲郡クラシックホテルは近代化産業遺産にも指定され歴史的価値がとても高いと認められているホテルの一つとして数えられ、城郭風建築の外観がとてもこの地に馴染む建築様式となっています。
ここで、一つ皆さんにクイズです。この蒲郡クラシックホテルのエントランスですが、リゾートトラストのホテルにも同じ建築様式を取り入れたホテルがあるのですが、どこのホテルかわかりますでしょうか。
ヒントはこの蒲郡クラシックホテルのエントランスは直線的な美で造形されているという事になります。
もう少しヒントを出すと、リゾートトラストのホテルのエントランス画像はこちらになります。建設された時代は異なりますが、どちらのエントランスも直線的な美しさを追求しているという点で共通しています。
正解は東京ベイコート倶楽部のエントランスになるのですが、この直線美はアールデコと呼ばれる様式になります。定規を使って引いたような直線とコンパスで描いたような円などがアールデコの特徴と言われています。
以前からクラベールは日本人は景観に対する意識がとても低いのではないかと思うのですが、ここ数年で急に国や市町村も景観の大切さを認識したようです。
おそらく日本人の景観認識に対する意識の低さが一番現れているのは1回目の東京オリンピック時に日本橋の真上に首都高速を走らせるという国家レベル級の犯罪建築物を造った我ら日本人ですが、あの首都高速はそれにしてもどうにかならないものだろうか。(笑)
宿泊もしないのに館内をウロウロ。
いつも思うのですが、クラベールが素敵だな。と思うホテルの共通点は後にも先にもスタッフに尽きる。素晴らしいホテルはいつも素敵な人達が働いている。声のトーン。立ち振る舞い。このホテルは本物だな。と思うのです。
このブログ内で国内には西洋のホテルライフを具体化したクラシックホテルは国内に9つあるとお話しましたが、ほとんどのホテルで共通する点は先の戦争で負けた後に大抵米軍に接収されているという共通点があります。
川奈ホテルにしろホテルニューグランドにしろ素敵な場所は戦争に負けてしまうと全て取られてしまうのですね。戦争とは嫌な物です。
この蒲郡クラシックホテルには三河湾を遠くまで見下ろす事が出来るアゼリアというラウンジがあります。クラベールは本来であればそちらでティータイムを楽しもうと思っていたのですが、とても素敵な眺望、とても素敵な雰囲気。皆さん素敵な所はよくご存じという事で多くの方で賑わっていたたためにアゼリアでティータイムとはなりませんでした。
しょうがない。少し早いけどラグーナベイコート倶楽部へと向かうかと駐車場へと引き返すのです。
この蒲郡クラシックホテルは数年前にTBS系列で放送された木村拓哉さん主演のドラマ【華麗なる一族】などでも撮影として使われたホテルになります。
少しでも蒲郡クラシックホテルに興味を持たれた方は次回ラグーナベイコート倶楽部に行く際には足を運んでみたらどうでしょうか。
蒲郡クラシックホテルの公式ホームページ
車のエンジンをかける。向かうはラグーナベイコート倶楽部。
とても対照的なホテルに今日は泊まるのです。
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