2021.06.22
【施設】サンクチュアリコート高山
サンクチュアリーコート高山販売開始
今日は昨日から販売がスタートした高山サンクチュアリーコートについてお話をしたいと思います。
その前にクラベールは、こちらのブログ内で高山サンクチュアリーコートの販売日に関して予想させていただいたのですが、そのブログ内での販売スタート予想日は5月24日、6月1日、6月28日の3つの候補を挙げさせていただきましたが見事外れました。(笑)まーちょっとカスっているので許してほしい。という事だけご報告させていただきます。
クラベールのエクシブ高山販売日についてのブログは
こちら
ではサンクチュアリーコート高山の詳細を見て行きましょう。
開業予定日2024年3月(予定)
所在地 岐阜県高山市上岡本町1丁目124番地ー1
敷地面積 16.244.06㎡
建築面積 5,284,00㎡
延床面積 23,315,30㎡
構造規模 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨、地上6階、地下1階、塔屋1階
総客室数 121部屋
ロイヤルスイート(41部屋)
ラグジュアリースイート(45部屋)
クラブスイート(35部屋)
設計・監理株式会社日建設計
内装設計 株式会社日建スペースデザイン、株式会社丹青社
施工 鹿島建設株式会社
総事業費 215億円(予定)
レストラン日本料理(鉄板焼き)・イタリアン・インルームダイニング・バー
※日本料理レストランは会員以外の方も利用可
スパ(露天風呂あり)アルカリ性温泉
トリートメントサロン
併設施設 飛騨高山美術館(会員以外の方も利用可)
客室
ロイヤルスイート(客室温泉付き)
メンバー料金32,670円~38,720円(税込みサービス税込み)
ゲスト料金 35,937円~42,592円(税込みサービス税込み)
ラグジュアリースイート(客室温泉付き)
メンバー料金24,200円~31,460円(税込みサービス税込み)
ゲスト料金 26,620円~34,606円(税込みサービス税込み)
クラブスイート
メンバー料金18,150円~24、200円(税込みサービス税込み)
ゲスト料金 19,965円~26,620円(税込みサービス税込み)
※客室は様ルームと和モダンルームがあります。
お部屋タイプについて
1ベットルーム、2ベットルーム、和モダンルームの3種類
会員権について
契約期間50年(定期借地権)
タイムシェアシステム
ロイヤルスイート(平均120,41㎡)
年間20泊34,790,000円 管理費257,400円 借地料4,800円
年間10泊18,440,000円 管理費178,200円 借地料2,400円
ラグジュアリースイート(平均80,00㎡)
年間20泊24,555,000㎡ 管理費199,980円 借地料3,000円
年間10泊13,020,000円 管理費139,920円 借地料1,500円
クラブスイート(平均61,99㎡)
年間20泊13,925,000円 管理費158,400円 借地料2,400円
年間10泊7,375,000円 管理費112,200円 借地料1,200円
※年間20泊タイプは1室あたり18名、年間10泊タイプは1室あたり36名
従来の会員権とフローティングに関しての違い
従来の会員権のフローティング予約との大きな違いが高山施設を購入した方は高山施設に限っては20泊タイプであれば月10泊、10泊タイプであれば月5泊を上限に権利予約する事が可能となります。これは10泊タイプであれば年間最大60泊まで20泊タイプであれば年間最大120泊まで予約する事を意味します。
というのがホームページなどから確認出来る事かと思いますが、50年契約ってどういう事?とかこれって売買出来るの?とか。今、エクシブのラージ会員権持っているが交換利用出来るのだろうか?など肝心な事が書かれていないではないか。などいろいろと疑問が湧くかと思いますのでここでクラベール解説ー!
この高山サンクチュアリーコートについてまず一番気になるのがエクシブという冠は付かずサンクチュアリーコートという今までにない冠のホテルになります。となるとこのホテルは既存の会員さんは使えるのか使えないのかという事が一番気になる事かと思いますが、結論を先にお伝えすると既存の会員さんでも利用する事は出来ます。
では何故にエクシブという冠を付けなかったのかという事ですが、今までの1室あたり14名もしくは28名の共有から1室を18名もしくは36名で共有する事にリメイクしたためにもうエクシブ(XIVローマ数字で14を意味する)は使えなくなったという事になります。
では自分の持っている会員権ではどのグレードが利用できるのだろうか。という事が次の関心事になりますが、その前にサンクチュアリーコートを購入すると他施設ではどこのグレードが利用出来るかを解説したいと思います。
クラブスイート→スイート、SEタイプ、ベイスイート
ラグジュアリースイート→スーパースイート、ラグジュアリースイート
ロイヤルスイート→スーパースイート、ロイヤルスイート
となります。
既存の施設からの交換利用に関して
既存のエクシブ会員
スタンダード→クラブスイート
ラージ→クラブスイート
スイート→ラグジュアリースイート
スーパースイート→ロイヤルスイート
エクシブ離宮、パセオ、別邸会員
CBタイプ→クラブスイート
ECタイプ→ラグジュアリースイート
SEタイプ→ロイヤルスイート
Sタイプ→ロイヤルスイート
ベイコート倶楽部会員
ベイスイート→クラブスイート
ラグジュアリースイート→ラグジュアリースイート
ロイヤルスイート→ロイヤルスイート
となります。
ここで注目したいのが従来の〇〇コートはスタンダード会員権は利用不可となっていましたが、このサンクチュアリーコート高山はスタンダード会員でも利用出来るようにした事ではないでしょうか。となると今後他の場所でもサンクチュアリーコートを施設展開する場合はスタンダード会員でも交換利用する事が出来るという点が大きなポイントとなりますし、今後の仲介市場でもスタンダード会員権の価値は上がると予想されます。そうなるとサンメンバーズ会員権は利用出来るのかどうかという点も気になりますが、結論を先に言いますとサンメンバーズ会員権では利用は出来ない。という事になっています。
一方、開業時の事を考えると、スタンダード、CBタイプ、ラージ、ベイスイートの4つのグレードのお客さんが35部屋しかないクラブスイートに予約を入れる事になります。これは開業時は相当予約は取りずらい事が想像されます。
では10泊もしくは20泊の権利の色分けはどうなっているだろう。と疑問にお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんので解説したいと思います。
サンクチュアリーコート高山は赤と白の権利しかありません。これはラグーナや芦屋ベイコート倶楽部とよく似ているのですが、ラグーナ、芦屋が12泊中、6泊の赤と6泊の白に対してサンクチュアリーコート高山は20泊であれば6泊の赤、14泊の白となります。10泊権利はそれぞれ赤が3つと白が7個となります。
そうなると気になるのが芦屋とラグーナベイコート倶楽部のようにサンクチュアリーコート高山の白は東京、横浜ベイコート倶楽部の赤と交換出来るのかどうかというのも気になる所です。結論を言うとサンクチュアリーコート高山を購入すると白色の権利で東京、横浜ベイコート倶楽部は予約する事が出来ます。
つまりこの会員権は立地条件はベイコート倶楽部とは異なりますが中身はほぼベイコート倶楽部に近い会員権のため20泊であれば4名登録。10泊であれば2名登録という事になります。
ところで、ルームチャージ料金がメンバーとゲストと2種類あるのですが、自分はメンバー料金で使えるのか、それともゲスト料金になるのか?という事も気になる点かと思います。このサンクチュアリーコート高山のルームチャージ料金は非常に複雑です。ルームチャージ料金はメンバーとゲストの2種類の設定がありますが、レッドシーズンの権利消化なしで予約した場合のみゲスト料金となります。これはエクシブ会員、ベイコート会員という属性は関係はないという事になっています。つまり白色設定の日はどなたでもメンバー料金という事になりますが、赤色の日は権利を消化して予約をしたのか、権利を消化せずに予約をしたのかでルームチャージ料金は変わるという事になります。
又、この施設は運用に関してはエクシブというよりベイコートに近い施設になりますので外来だけの食事利用などは〇〇コート会員しか出来ない事となっていますのでご注意下さい。
ところで我が家は愛犬といつも一緒に利用してるのですがというクラベールブログ読者の方は愛犬と一緒に利用出来るのかどうかも心配ですよね。
ずばり!ワンちゃんルームは5部屋。勿論愛犬料金は所有している会員権が愛犬利用できる施設を所有しているかどうかになります。パセオや鳥羽別邸、芦屋ベイコートなどの会員さんは愛犬料金が適応されますがそれ以外の方はワンちゃん料金は少し高いというのは従来と一緒になります。
でもう一つ50年契約ってどういう事?と疑問にお持ちの方もいらっしゃるかと思いますので説明したいと思います。
まず今回の会員権は土地は借地権、建物だけを所有する会員権となっていますので、今までの固定資産税より若干安くなる事が想像されますが、一方今までの会員権にはなかった土地賃借料がかかるという事になります。
これは従来の土地、不動産を販売する方式から、建物だけを販売し、土地は紀文がそのまま所有する事になり、土地の借地料を紀文に支払うという今までにない方式が採用されています。
これは現在販売されているバージョン20とよく似た会員権であるという事が出来ますが、バージョン20との大きな違いは売却が出来る事。つまりこのサンクチュアリーコート高山が仲介市場に出てきた時に従来のSグレードにしようか、スイートで良いか。などのグレードをどこにするか。ホームをどこにするか以外に利用出来る期間が残存期間40年のサンクチュアリーコート高山クラブスイートとか残存期間38年のサンクチュアリーコート高山ロイヤルスイートとか仲介市場で売買される際にホーム、グレード以外に利用出来る期間が異なる事を意味します。
この契約期間のある会員権が仲介市場に出てきた時にどのようになるのか大変興味の湧くポイントではありますが、それはだいぶ先の話になりますので、その話はおいおい機会があればお話ししたいと思います。
それよりこのサンクチュアリーコート高山が開業する飛騨高山。関東にお住まいの方にはほぼ馴染みのない場所となりますがどのような場所なのだろうかと思われている方もいらっしゃるかと思いますので、最後に宿泊者は併設されている美術館は無料という事と名義変更料は50万円だよ。というどうでも良い情報をお届けし、サンクチュアリーコート高山視察の旅スタートです!
追記
2021年7月6日、ルームチャージ料金のご説明に一部間違いがありました。そのため公開時と一部変更させていただいています。ご了承下さい。
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