2024.04.28
【施設】サンクチュアリコート高山
クラベール飛騨道を走る CHAPTER14
このサンクチュアリコート高山であるが、いくつかの立地上の問題を上手に設計してある。とお話しさせていただいたかと思いますが、重箱の隅をつつくようで申し訳ないのですが、全て内廊下であるために、館内にいる時の圧迫感が凄い。つまり、一度ホテルの館内に入ると外の景色を見る事ができるのはフロントに併設されているバーから望む景観とスパだけである。
例えば東京ベイコート倶楽部、フロントのフロアからは観覧車。もうなくなりましたが外の景観を見ることができ、横浜ベイコート倶楽部でも、みなとみらいの景観をフロントから見る事ができるし、大抵のエクシブ施設でも外の景観を楽しむことが出来るのですが、それができないのはちょっと残念ポイントであるが、全体的には上手に設計されている。
レストランの入り口付近にはちょっとしたスペースが欲しいところであるが、このOZIOは廊下のどん詰まりの所に現れる。
一方レストラン内に入るとかなり開放感のあるレストランとなるのですが、やはりメインダイニングであるOZIOはクラベールの予想通り高山の街を見下ろす事ができる方角に配置されていた。
このレストランは青と白を基調とした内装となっていますが関西方面の会員さんには芦屋ベイコート倶楽部のLUBANOをイメージしていただくとわかりやすいかもしれもしれない。つまりカラーの印象はLUBANOによく似ている。
それでは美味いとわかっている朝食を美味いとお伝えするだけのお話しになるかと思いますが、食う前から美味いとわかっている朝食はどんな物でしょうか。
ちなみにですが、リゾートトラスト施設で洋食の朝食を頂くなら、クラベールのかなりの先入観と偏見だらけですが、横浜ベイコート倶楽部のOZIO、エクシブ湯河原離宮のMarettaはお勧めでありますので、ゴールデンウィークにこれらの施設に行かれる方はご参考にしていただけばと思います。
横浜ベイコート倶楽部OZIOの朝食
エクシブ湯河原離宮Marettaの朝食
アプリコットとブルーベリーのジャムも1テーブルに1つと贅沢である。アオハタのジャムも子供の頃を思い出し、嫌いではないが特別感が欲しい時のジャムはこうでなくては。という良い例ではないだろうか。またハチミツもとても上質な物であった。
飛騨トマトジュースと飛騨リンゴジュース
トマトは食べれるけどトマトジュースは飲めないクラベールであるが、これはどういう事かというと、高級なトマトジュースになると飲める。という摩訶不思議。お前は犬か?と思うほどの匂いに過敏な人は僕と同様のトマトジュースは生臭くて飲めないという人もいらっしゃるかと思いますが、こちらのトマトジュース、生臭さとは無縁で。「生臭い」は3億光年はるか彼方である。
マッシュルームのクリームスープ
これも濃厚中の濃厚。キノコが苦手な人でも美味しく食べられるのではないだろうか。写真を撮影するのを忘れましたが、クロワッサンは絶品である。お皿に残ったスープを祖母がクロワッサンに付けながらいただいていたので、戦前生まれの人でも、そのくらい美味いという事である。
エッグべネディクト
こんな食い物は子供の頃はなかったような気がするが、卵にフォークを入れるとトロトロ卵がとろけ落ちる。勿体なー。と思いながら自宅ならこのお皿をベロリンチョする所だが、人の目を気にして我慢している。
奥美濃古地鶏とトマトソースの朝パスタ
こういうパスタは実に不思議である。鶏肉とブロッコリーをはじめとする数種類の野菜。特別な物など入っていない。特別な物が入っていないのでなんか自宅で自分でも作れるような気がするが絶対に作れない。という不思議なパスタである。だからプロの料理人という事かと思いますが、何でだろう。何でだろう。ナナナナ何でだろう。
フレンチトーストとグラノーラ、季節の野菜
つまり、最初にお伝えしたように美味しいのがわかっていて、美味しいと伝えるだけのサンクチュアリコート高山のOZIOの朝食であるが、僕の個人的な印象はちょっと残念であった。
理由を説明しましょう。
クラベールの幼少期は、いつもテストの点数は30点か40点であった。いつも30点のテストしか持って帰ってこない子供が70点の点数のテストを持って帰ってくると、親はとても喜ぶのである。逆にいつも90点、95点100点しか取ったことがない秀才の子供が80点のテストの点数を取ってくると、おそらくであるが親はちょっとがっかりするではないだろうか。
70点でよくやったと言われる子供と80点でどうした?となる子供と不公平感半端ないのであるが、そういう事ではないだろうか。
つまり、美味しかった。美味しかったのです。美味しかったのですが、心を揺さぶらされたか?と言われるとそうはなりませんでした。これはあくまで僕の個人的な見解になります。
全ての施設の料理長の移動などを把握していたりするキショいストーカーみたいな奴だけがおそらく感じる事なのかと思います。😆それでも、サンクチュアリコート高山のOZIOのスタッフの接客はリゾートトラスト一位です。僕が言っているんで間違いありません。クラベールブログをスタートさせてから一番気持ち良い接客でした。
リストランテOZIOはやはり、こちらに配置して正解です。こちらのOZIOのテラスから撮影した1枚はとても興味深い1枚の写真となります。
たまに、ホテルのお部屋を予約する際に無駄にに上層階を希望される人がいますが、必ずしも上層階の方がお部屋からの景観が良いとは限らない。と実証できる1枚の写真となります。
ホテルを設計する際にこのようになるように設計されているのですが、1階のOZIOからですと眼下に広がる高山の住宅街の景観がカットされ、テラスの景観と奥の山々の景観が繋がって見えるように設計されています。
これが上層階ですと見えなくても良い高山の住宅街の景観が入ってしまいます。エクシブ鳴門本館のエッジレスプールの+いらない景観をカットした技法ですが、これは上手にやりました。
このホテルで一番素敵で開放的な場所ではないでしょうか。
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