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2024.06.20

【施設】グランドエクシブ那須白河

エクストリーム温泉紀行 第4話

白河インターから東北自動車道を北上して、途中郡山インターチェンジで磐越自動車道に入り、そこから30分ほど車を西に進めると猪苗代磐梯高原インターへと着く。

ここまで来れば、今日の目的地である場所へは下道で30分。やはり四駆のレンタカーを借りてきて正解であった。と呟きながら車を左右に揺らしハンドルを握る。
自分の車であれば車高が低いため登山口の入り口までは来ることが出来なかったかもしれない。と思いながらなんとか着いたので登山道入り口。取り敢えず、登山道入り口までであればエクシブ那須白河からは1時間半の場所である。

まーここからが大変なのですが、結論を先に話すともう俺の太ももはパンパンである。
目的地へは2つのルートがあり、一つは高低差が激しいが安全である太ももパンパンルートである。もう一つは体力的には楽であるが、ちょっと間違えて足を滑らせると天国行きルートである。

現在、天国行きルートは崖崩れのために封鎖されているため、太ももパンパンルートを選択。選択と言ってもそれしか選択がないのであるが。
ひたすらスクワットをさせられているようなルートに熊避けのチリンチリンと心地よい音色を響かせながら、ひたすら歩くと絶景こんにちは。歩き始めて15分で太ももに乳酸が溜まっていくのを実感。

首都圏に住んでいると、どこまで街が続いているのだろうか?などと感じる時がありますが、実際は日本の国土の8割は森林であるらしい。というのを何かで読みましたが、この光景を見て確かに。などと思ったり。
かれこれ1時間連続スクワットのような道を歩くと見えてくるのが箱根の大涌谷のような光景。野湯界の東の横綱、沼尻元湯である。単一の源泉としては国内では日本一と言われていて、毎分1万3400リットルの湯量である。
強烈な温泉の匂いを山の尾根からでも嗅ぐことが出来る。

こちらの谷では至る所に筒状の形態の物を見ることが出来る。この筒を伝って温泉が下の街まで運ばれているのであるが、この温泉を運ぶ水路を引湯道と呼ぶらしい。よくもこんな道路もない山奥から街まで引湯道を作ったと人間の根気力に関心。
沼尻元湯では谷に停滞している有毒な硫化水素を吸い込んだ人がお亡くなりになる事故がたまに起きているのですが、まだまだ人生、何か楽しい事があるのではないだろうか?と思っているクラベールが、連日、天気予報とにらめっこしていて、快晴、強風の日を待っていたのはそのためである。
温泉が川のように捨て流されている。つまり温泉掛け流しの上が100%源泉掛け流しであって、その上が源泉垂れ流し、その上が源泉捨て流しである。そんな言葉はないが表現するとこんな感じではないだろうか。
別府で楽しんだ野湯の秘湯感もなかなかであったが、ここの野湯は豪快である。ちなみにであるが、こちらも別府の鍋山の湯と同様、脱衣所などはないので、適当な場所で全裸になり入るスタイルである。

リゾーピア別府の鍋山の湯のブログはこちら

ここで気づいたのであるが、熊に襲われたら死んじゃうから熊よけ鈴だけは必須。と言う事ばかり頭にあり、肝心の温泉に入る時のタオルを忘れた事に着いてから気づく。まータオルなんてなくてもどうにでもなる男に生まれて良かった。
この白濁とした川なのか温泉なのかよくわかりませんが、もうたまらん。さー全裸になってドボンとしようとしたその時、水着を着て入浴している外国人の女性客が2名。

えーどうしよう。海パンなんて持ってないし、言葉通じないし関係ねーか。とそのまま入泉。
ティンティンが撮っていないか心配であったがセーフ。結局、外国人観光客の女性の方が、これが温泉に入るマナーと勘違いしたのか、よくわかりませんが、全裸のクラベールと温泉に入りながら色々と会話を楽しんだ。

多分OH-JAPANESE BOY SMALLとか言われていたと思う😆

それにしても彼女らはどうやってこの場所を見つけたのだろうか。不思議である。

つまりここは温泉なのであるから、露出行為などで通報されても、俺の言い分が通るだろう。という事で関係ねーやドボン。最悪通報されても小学生ぐらいのポークビッツ程度だから大丈夫なのである。

乳酸でパンパンになった太ももをマッサージしながら、休んだ後はこれこれお楽しみの温泉卵。
うーん。まいうー。

つまり、多くのリッチピーポーが高いお金を払って源泉掛け流しだ。と有り難みを感じながら入っている温泉は、実はクラベールの2番風呂なのである😆
2時間ほど楽しんだだろうか。これ以上はないであろう極上の温泉を楽しんだクラベールは、帰りもチリンチリンと熊避けの鈴を鳴らしながら、登山口へと帰るのです。


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