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2024.12.28

【施設】エクシブ琵琶湖

佐吉と行くエクシブ琵琶湖の旅 CINDERELLA EXPRESS

昔の慣例に従い丸の内南口から入ると大きなドーム形状の中に入る。
この東京駅は辰野金吾により設計された駅である。昨日のブログ内でご紹介したジョサイアコンドルに学んだことでも知られているかと思うがそんな彼が設計した東京駅南口の発券機のすぐ近くで、もう誰も気に留める事がなくなった歴史の1ページを見る事が出来る。
発券機の近くの地面周辺を探して頂くとこのような印のついた地面を発見する事が出来る。

原敬首相遭難現場である。
いかにも、大正時代に起きそうな出来事でありますが、つい最近もそんな事件があったのは皆さんの記憶に新しいのではないでしょうか。

原首相は平民から首相になった初めての首相という事でこれまた教科書に出てくる人物である。平民宰相という言葉、頭の片隅にないだろうか。犯人は大塚駅で勤務していた青年であったという事だが、短刀は心臓まで貫き即死であった。という事である。

遭難という言葉が、令和に生きる私たちには違和感があるかと思いますが、明治から昭和初期までは遭難という言葉は、山で遭難した人に限らず使われていた言葉らしい。ちなみに歴史学者でもなく文学者でもないのでだいだいぐらいで今回のブログを読んでいただけると助かる(笑)

その後、こちらの青年は3度の恩赦の後、出所して結構長生きし、第二次世界大戦へも従軍したという事であるが数奇な運命である。

その改札を抜け9番線、10番線の真下、新幹線中央口近くにあるのが浜口首相遭難現場である。
昭和5年の話である。戦前の話であるが、陸軍演習の視察に行く際に特急燕に乗車しようと構内を移動中に銃撃にあったという事である。多くの人でごった返すこの場所、なかなか見つからず、若い駅員に聞いたのが間違いで、20分ほどこの場所を探すのに時間を要しましたが、東京駅に行った際は皆さんも探してみてください。

正確にはこちらの印の真上のプラットホームで起きた事件であるが、こちらは各国軍拡を進める中、膨大な軍事費を縮小しようとした浜口首相の行為が天皇の統帥権を犯すものである。というのが犯人の動機らしいが今の時代では考えられない動機である。又、本当の所は謎なのかもしれない。

ところでそんなのんびりしていて大丈夫なのだろうか?とご心配いただいている全国345,752人のクラベールブログファンの皆様、大丈夫なのです。
東京発の東海道新幹線は意外と遅くまである。最終こだまは三島止まりですが、新大阪行きの最終は21:24分。そのためまったくもって大丈夫なのです。

この新幹線と呼ばれる大半の人が一度は乗った事がある乗り物ですが、新幹線の歴史は1964年10月1日にこちらの19番線から一番列車が出発した事で始まります。この19番線大阪方面のプラットホームに十河信二元国鉄総裁のモニュメントが飾られているのをご存知でしょうか。

鉄道ファンの方なら知らない人はいないかと思いますが、現在の私たちがお世話になっている新幹線ですが、当時は莫大な費用がかかる事もあり反対派の方が主流であったという事らしい。
そんな中、当時の十河国鉄総裁は、反対派を抑えるために新幹線実現にかかるであろう予算をわざと低く見積もり、半ば無理やり新幹線計画にGOを出した人物である。という事らしいが1964年10月の新幹線開業時には想定を超える予算がかかった責任を取り辞任しており、新幹線開業のセレモニーには呼ばれる事もなかった。という事ですが新幹線の利便性を日々享受出来るのは、こんな昭和の時代に生きた剛腕のお蔭なのかもしれない。と思ったりもする。

世の中、その当時は悪者扱いされていても、後々、その人の評価が変わるなんて事は度々あるので、人の評価とは難しい物である。

このモニュメントは後に十河信二元国鉄総裁の名誉を回復させるために後に造られた物であるらしいが、詳しい事はいろいろおのおの調べて欲しい。

鉄道マニアの方にはよく知られているかと思いますが、このモニュメントの裏側には東海道新幹線が延長された度に、その路線のプレートが付け加えられるているが、裏側を見るのはかなりの体勢にならないとみれないという難易度である。
そんな新幹線が開業した時の話など、このブログの読者で鮮明な記憶がある方はほぼいないかと思うので、少し皆さんの記憶に残っている話をしたいと思う。

新幹線と言って何を思い浮かべるだろうか。

クラベールが頭に浮かぶのはJR東海のテレビCMである。最近は【そうだ、京都に行こう】という印象が強いが、クラベールより少し上の年代の方だと、山下達郎さんのクリスマスソングが流れるドラマのようなCMの方が印象が強いのではないだろうか。

【貴方が会いたい人もきっと貴方に会いたい。クリスマスエクスプレスJR東海】という渋い声で締めくくられるドラマのようなテレビCMである。

中部地区や関西方面の方、そんなCM見た事ないぞ。となっていたらごめんなさい。

関東地方では、クリスマス時期になると、東京に住む女の子と関西に住む男の子が週末を一緒に過ごすために東京駅新幹線プラットホームで待ち合わせをする。という映像がブラウン管から当時、流れていた。

最近でもまだ流れているのかは知らないが、思春期の頃は牧瀬里穂さんや深津絵里さんなど、このCMに出演が決まればスターになる事が約束されているようなCMである。

このテレビCMには逆バーションもあり東京に住む女の子と関西に住む男の子バーションも造られていてこちらはシンデレラエクスプレスと呼ばれていた。

僕がまだ多感な頃は最終大阪行きの新幹線は21:00丁度であった。国鉄民営化に伴いイメチェンを計ったJR東海が電通の力を借りて作ったテレビCMであり、最終大阪行き新幹線はちょうど21::00発という事で最終大阪行き新幹線をシンデレラエクスプレスと呼んでいたのはかれこれもうだいぶ昔の話である。

当時、そのCMに起用された横山めぐみさんを見てこんな綺麗な人がいるのかと中坊であった僕は鼻血が出たのを今でも記憶している。

現在は科学進歩の発達と共に魔法が解ける時間も24分遅くなり東京発大阪行きの最終は21時24分となっている。

そんな話をしていると、東京発大阪行き最終の新幹線がプラットホームに流れてきた。いつ見ても美しい流線形である。
まー僕がこれから乗るのは、最終の大阪行きの新幹線に乗るわけでもなく、17時03分発のヒカリであって、僕が一緒に旅するのは横山めぐみであるはずもなく、琵琶湖湖畔で捕まって最後は六条河原で処刑された落武者と言う事になりますが、果たして、あの落武者ちゃんと僕を案内してくれるのでしょうか。
それでは東京発17:03ヒカリに乗車して落武者が待っている米原へと向かいましょう。

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