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2023.05.19

【施設】リゾーピア別府

リゾーピア別府 第十一章 やまなみ夕食編

一日だけで4カ所の温泉も巡ってきた。制覇したのは八湯あるうちの1カ所だけだが温泉三昧とはこういう事を言うのではないだろうか。そうなれば後は温泉のもう一つの楽しみである晩御飯という事になるだろう。
リゾーピア別府にはレストランは1カ所しかない。レストランやまなみである。なんだかひらがな表記がとても可愛らしく見える。
テーブルに置かれていたメニューのいくつかは耳にした事がない食べ物がいくつかあったがそれはそれで楽しみとなる。取り合えず、温泉と言えばビールが付きものだが、車で移動していたために、まったくその楽しみを出来なかったのでビールを頂く。ウパー。冷えている。
最初に運ばれてきたのは前菜。九州の郷土料理を一度に楽しめるという一皿である。こちらの料理長はリゾーピア別府に来られる方の多くが遠方からわざわざ来ていただいているというのをご存知なのだろう。
一番上から大分県名物りゅうきゅう。旬の魚にごまや生姜などをあえた郷土料理である。冷たいビールによくあう。

右上は長崎県名物ハトシ、調べた所によると中国料理らしく、中国語ではハートーシーと言うらしいが、海老のすり身の揚げかもぼこのような食べ物である。レモンをジュっと絞ればこれもビールに丁度良い。

右下は佐賀県名物およごし。野菜の白和えである。白和えの事を女性言葉で佐賀県ではおよごし。というらしいがメニューとは別にこのように何がどこの県の食べ物かがわかるようになっていてより楽しめる。

一番下は熊本県名物からし蓮根。元々は細川藩初代藩主である細川忠利公が病弱であったために、増血効能のある蓮根を食べさせようとした所、泥まみれの中で育った蓮根は不浄な物と口にしなかったために、味噌と和からしをあえた物を揚げたらお気に召された、という事だがなんだかハンバーグの中にピーマンと人参を混ぜて食べさせようとするどこかのママみたいな話である。

ちなみにクラベールのグジュっとしたトマトは食べられない。とはまったく別の話になる。一見同じような話であるがまったく似て異なる話だ。
左下が大分県名物とり天。昨日食べたではないか

最後の左上が福岡県名物おきゅうと。ところてんとこんにゃくを足して÷2したような食べ物である。

鹿児島と宮崎は九州から脱退して四国に編入されるようだ。

中央部分に生海苔の茶碗蒸しがあったのを忘れていたが、これはとても美味しかった。生海苔のアクセントが超絶技巧。よくわからんが、そんな感じだ。

豊後水道のお造り
豊後水道とは九州と四国に挟まれた水道である。水道と書かれていたのでなんだか水路のような物をイメージするが九州大分県と四国愛媛県の間の海を指す。このお造りが見た目以上にクオリティーが高い。下処理が素晴らしいのであろう。

九州産黒豚とろろ鍋
とても綺麗な鍋である。最初の一口目はそのままで、二口目はとろろをかけて。三口目はとろろにわさびを添えてピリ辛でいただく。なんだか名古屋名物ひつまぶしを彷彿とさせる鍋となる。
これは関心した。とても良い鍋だ。まったくの予算の都合上、お高いコースを頼まなくて申し訳ない気持ちだが十分楽しめる内容でした。
と終わりたいところですが、この大分県竹田産のヒノヒカリというお米がとても美味しかった。北海道のゆめぴりかと出会った時と同じぐらいの感動があったのですが、関東でも買えるのだろうか。
今回、クラベールはまったくの貧乏旅行のために5000円のコースとなりましたが、とても満足度の高い内容のコースとなりました。とにかく5000円でこの内容ならコスパ最強コースではないでしょうか。最後のデザートもバニラアイスとミルクティームースがよく合っていました。100点です。
レストランを出る時に、昨晩露天風呂で一緒になったアメリカ人と会った。てっきり彼は家族と旅行しているのか思っていたが、クラベール同様一人だった。それにしてもよく一人で異国の地に来て1か月も旅行する物だと思った。

彼が写真で見せてくれた温泉に明日は行ってみようと思う。

tags: 和食,
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