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2023.05.09

【施設】リゾーピア別府

リゾーピア別府 第一章 ポカリスウェットと共に

昨晩の晩御飯もこのロイヤルホストだったし、今日の朝食もこのロイヤルホストであった。
昨晩から、僕はいろいろな事に嫌気がさしていた。何に嫌気がさしているのか自分でもよくわからないのだが、一旦、ちょっとした事が嫌になると、目に入る景色、口に入れた物、ちょっとした匂いなど全てが嫌になってきた。

思い返せば、グジュっとしたトマトは食べれないし、温かい食べ物に触れたトマトも食べれない。トマトは食べれない野菜ではないが、状態によっては食べれなくなる。ブロッコリーはマヨネーズを大量にかけないと食べれないとか、カリフラワーという野菜はこの世に必要なのだろうかとか、とにかくいろいろな事が嫌になっていた。

ちなみにグリンピースは食べれないという事はないが、あの食べ物は必要だろうか。焼飯にグリーンピースが入っていると、美味しさが半減するあの食べ物はこの世に本当に必要なのだろうか。子供っぽくグリンピースを端によけたりはしない。大人の流儀だ。

何の話をしているのか自分でもわからなくなっているが、とにかくいろいろな事に嫌気がさしている。でも、何故、いろいろな事に嫌気がさしているのかがわかった。

昨晩宿泊したビジネスホテル、その部屋のユニットバス、それに付随するシャワーカーテン。どうにかならないものだろうか。あのシャワーカーテンという物をこの世から全て無くしたい気持ちだ。

お風呂でゆっくりするという事を前提としていないあのシャワーカーテン、僕がこの世から一つだけ消せる権利があるとしたら、この世の中にあるシャワーカーテンを全て消し去りたい。

そもそも、東京から大阪を人生で何往復しなければならないのだろうか。もう嫌だ。いろいろな事が限界だ。

今日は絶対、体を湯舟に浸けてゆっくりと過ごすんだ。もうこれは決めた事だから奥さんになんと言われようと、温泉に行こう。

心に決めた僕は昨晩宿泊したビジネスホテルに戻り、スーツと革靴とビジネスバッグをクロネコヤマトの段ボールに突っ込んだ。
そう決めたら、帰り道の東京方面の切符を買って、豊橋で降りてラグーナベイコート倶楽部に行くなんて事はしないし、小田原で降りてエクシブ箱根離宮に行くなんて事も出来ない。今更、このブログで何を書けっていうんだ。
そんな僕が買った切符は博多行の新幹線。

一つ誤ったのが、新幹線の切符を買う前に、目的地の宿を予約するという当たり前の事を忘れた。衝動にかられて新幹線の切符を買ったが、本日の宿は確保できるのだろうか。まーそんな事はどうでも良いではないか。最悪、ネットで調べてどこかしらは空いているだろう。

新幹線の連結デッキから電話をすると、本日、団体客があるので夕食と翌日の朝食もご用意出来なく素泊まりになりますが大丈夫でしょうか?というフロントの若い声であったが夕食はどこかに食べに行けばよいし、朝食はトースト1枚ぐらいが丁度良いという習慣だ。

そんな電話をしたりしていると着いたのが小倉。初めて来る町だ。新幹線からとても大きなスタジアムが見えたがあれは何のスタジアムだろうか。
取り合えず衝動的に来た小倉駅だったが、小倉駅からの移動手段をまったく考えていなかったので駅から一番近いレンタカーに行き、車をゲットする。
普段、愛用しているニコニコレンタカーはこの地にはなかったので普段よりだいぶ高くついたがしょうがない。ナビも使い慣れていない物であったがしょうがない。レンタカー屋に喫煙所はないがしょうがない。

1時間半後にはシャワーカーテンとはおさらばの湯舟に浸かれる。そのためには多少の不自由は必要なのかもしれもしれない。

ナビの目的地は別府。

クラベールブログファーストシーズン残された地である。

これでクラベールブログの当初の目標、途中から決めた目標かもしれない。クラベールブログにて全施設を紹介しようというどうでも良い義務感は果たせるのであろう。

クラベールブログファーストシーズン最終章、リゾーピア別府の旅スタートです!

何気なく始めたブログ、多くの人に励まされ続けてきたブログ、ファーストシーズン7年がかり860話って、このブログを書いている奴は頭がどうかしているのではないだろうか。

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