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2023.07.14

【施設】会員制ホテル他

湘南物語 海と江の島と

翌朝、早朝に目を覚ました僕は昨日断念したなぎさ橋珈琲に車を走らせた。

あそこなら朝から開いているだろうと調べもせずに車を走らせたが、早朝から人で溢れていた。昨晩あれだけタダ食い、タダの飲みさせてもらったのにお腹が鳴る。

どうしたものか?と考える事もしなかったがたまに来るパシフィックドライブインに来てみた。
この店に来るとT君の車を探してしまう。

それは緑のクーペと言いたい所であるが、誇りまみれの派手な広告を付けた湘南には似合わない湘南ナンバーのスズキアルトの営業車である。彼がいつも昼寝をしている場所だ。

昼寝をするにはまだ早すぎるからいないであろうが、今度会った時は車に指でいたずら書きをしてやろうと思っている。
T君は学生時代はヨット部に属してそこそこの成績を収めていたという事をちょいちょい話すが、今となっては見る影もない。それはお互い様である。

T君とは前の職場で一緒であったが、当時はほとんど会話をした事がなく、僕も彼も会社を辞めてから連絡を取るようになった仲だ。まったく営業をしているように見えないがのでこっちが心配になるが、会社の営業成績はいつもトップであるらしい。本当の所はよくわからない。

いつも珈琲しか頼んだ事がなかったが初めてモーニングセットを頼んでみた。何故ならいつも食べている人を見て決して美味しそうに見えなかったからだが、メチャクチャ美味かった。
スパムという物はぐじゅぐじゅのトマトと同じぐらい嫌いであったがとても美味しかった。どうやら食べず嫌いだったのかもしれない事に人生折り返し地点に到達しそうな時に初めて気づいた。

本当かどうかわからないが、今の職場であれば寝てても営業成績がトップでいられるしらい。
前の職場で培った物は人たらしの術とT君は言うが、否定できない僕もいる。

生きていく上でいろいろと失ったが、いくつか得た物もあるのであろう。お腹も満たされ、気分が晴れたら江の島の顔から少し悲しさが消えているような気がした。

パシフィックドライブインからの江の島はこちら

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