2022.09.02
【売却】エクシブ売却に関する情報
どうなるラグジュアリースイート
今日は、久しぶりに会員権についてお話をしたいと思います。テーマはラグジュアリースイート会員権。何故にリゾートトラスト会員権の中でもラグジュアリースイートに絞ってお話をするのかと言うと、今後数年の名義変更禁止期間の解禁と新規開発計画の中で、一番仲介相場に影響を受けるのはラグジュアリースイートではないだろうかとクラベールは予想するからです。
それでは最初に、現在仲介市場で取り扱われている東京ベイコート倶楽部ラグジュアリースイートはどのような会員権であるのか一度確認してみましょう。
現在、リゾートトラスト会員権のラグジュアリースイートを購入したい。となるとホームグランドは一択の東京という事になります。
この東京ベイコート倶楽部ラグジュアリースイートはフロアシェア会員権という事になります。そのフロアとは東京ベイコート倶楽部の13階と14階の2フロア。1フロアに16部屋。1部屋あたり12泊タイプで30口募集なので、単純計算で16部屋×30口×2フロア。つまり最大で960口が存在しているという事になります。実際は24泊タイプで購入している方もいるので、930口前後ぐらいではないかと思われます。
一方、ベイスイートは約4000口 ロイヤルスイートは約3100口ほどとなるので、とにかく元々の販売口数がラグジュアリースイートは少ないという事がわかるかと思います。
つまり東京ベイコート倶楽部ラグジュアリースイートはとても希少価値のある会員権である。
この東京ベイコート倶楽部ラグジュアリースイートの素晴らしさは、エクシブではサンクチュアリを含むSタイプとの交換が可能な事と、年会費が既存エクシブSタイプより若干高いだけ。という事がポイントとなります。
つまり現在の東京ベイコート倶楽部ラグジュアリースイートの素晴らしさは簡単に説明すると希少性、交換グレード、維持費の3つが挙げられる。という事になるかと思います。
では、1年後はどうなっているのかを考えてみたいと思います。
1年後の2023年9月には芦屋ベイコート倶楽部の名義変更禁止期間を既に迎えています。つまり1年後には芦屋ベイコート倶楽部の名義変更が解禁になっているという事です。
これはラグジュアリースイートに限った事ではありませんが、芦屋ベイコート倶楽部ベイスイート、ロイヤルスイートも同時に名義変更が解禁になるという事です。
芦屋ベイコート倶楽部のラグジュアリースイートは53部屋。つまり53部屋×30=1590口という事になるのですが、その大半が名義変更が可能な会員権になるかと予想されます。
そうなると現在のラグジュアリースイート会員権の希少性を保てるのかかなり怪しくなります。勿論、東京ベイコート倶楽部の12泊が赤12泊なのに対して、芦屋ベイコート倶楽部は赤6泊、白6泊なので単純な比較は出来ませんが、今までのように購入を検討している関西圏在住の方にとっては、東京ベイコート倶楽部でなくてはならない。という事がなくなってしまうのかもしれません。
売主関東圏在住の方。買主関西圏在住の方。という名義変更は驚くほど多いです。又、その1年後にはラグーナベイコート倶楽部の名義変更も解禁される事になります。
話がここまでであったなら良いのですが、次に新規施設の開業を照らし合わせて考えてみたいと思います。
現在、リゾートトラストが公式に発表している施設は2施設。飛騨高山と琵琶湖(高島市)の2カ所になります。この新しいシリーズホテルのグレードはクラブスイート、ラグジュアリースイート、ロイヤルスイートの3グレードになります。
つまり、今までは交換利用出来ないのはベイコート倶楽部のロイヤルスイートだけ。という事でしたが、それがサンクチュアリーコートの新シリーズでもロイヤルスイートと交換出来なくなってしまう。という事になります。
なんだか、ラグジュアリースイートはどうなってしまうのだろうか。と心配になります。そんな心配をしているのはクラベールだけかもしれれませんが、どうなるのでしょうか。
そこで、各ベイコート倶楽部の名義変更禁止期間解禁と新規施設開業を時系列で整理してみたいと思います。
2022年9月現在
購入出来るラグジュアリースイート会員権
東京ベイコート倶楽部
2023年9月
購入出来るラグジュアリースイート会員権
東京ベイコート倶楽部
芦屋ベイコート倶楽部
2024年9月
購入出来るラグジュアリースイート会員権
東京ベイコート倶楽部
芦屋ベイコート倶楽部
ラグーナベイコート倶楽部
新規開業施設
高山
2025年9月
購入出来るようになるラグジュアリースイート会員権
東京ベイコート倶楽部
芦屋ベイコート倶楽部
ラグーナベイコート倶楽部
横浜ベイコート倶楽部
新規開業施設
高山、琵琶湖(高島)
という事にあるかと思います。
年月が経過するにつれて、ラグジュアリースイート会員権の希少性は薄れていき、年月が経過するにつれて交換予約出来ない部屋が増えるという事になるのです。
果たして、ラグジュアリースイート会員権仲介相場に他施設ベイコート倶楽部の名義変更解禁と新規ホテル開業はどこまで影響を及ぼすのでしょうか。
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