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2018.11.08

【運営会社】リゾートトラスト

リゾートトラスト第二四半期 決算説明資料を読み解く

本日2018年11月8日リゾートトラストが決算説明資料を発表致しました。

リゾートトラストの会員さんの中でこちらの決算説明資料に目を通されている方は1%未満ではないかと思いますが、この決算資料ですが、正直あまりよく読んでもわからないという方多いのではないでしょうか。そこで今日はクラベールがリゾートトラストの決算説明資料のポイントをわかりやすくご説明したいと思います。

ちなみにこの第二四半期決算説明とは2018年7月~9月の3ヶ月間の四半期及び2018年4月~9月までの半年間の半期のリゾートトラストの売り上げや利益はどうだったのかという事とともに今後の施設展開及び売り上げ、利益の向上を図る上での対策はどのようにするのかという事が書かれています。

まず初めに2018年度の上期半年間の売り上げですが773億円、営業利益は60憶円になります。一方ですが2018年度1年間の売り上げ目標は1836憶円、営業利益は190憶円を目指しています。ちなみにリゾートトラストの昨年の売り上げは1654憶円で営業利益は177憶円となっています。

多くの方が単純計算で年間の売り上げは1500憶ほどにしかならないので達成するのは無理なのではないかと思われる方も多いのですが、クラベールはこの年間売り上げの達成は難しいと思いますがいいところまで行くのではないかと考えています。

確かに下半期は夏休みなどのようにホテルの稼働が稼げるシーズンが連休及び年末年始ししかなく、ホテルの売り上げは上半期ほど稼ぐのはホテル事業としては不可能と思われます。又、エクシブ及びベイコート倶楽部などのホテル会員権の販売も上期と比べて下期は売れません。では何故クラベールはリゾートトトラストの年間売り上げ目標は良いところまで行くと考えるのでしょうか。

それはラグーナベイコート倶楽部の存在です。

2019年の3月の時点でラグーナベイコート倶楽部は開業して数日しかおそらく稼働はしていません。では何故ラグーナベイコート倶楽部がリゾートトラストの2018年度の売上に貢献するのでしょうか。それは開業予定を迎えるホテル会員権を購入する時、会員権代金の支払いは3段階になっているのが特徴になります。契約時、上棟時、竣工時となります。

現在販売中のホテル会員権は芦屋ベイコート倶楽部、横浜ベイコート倶楽部、ラグーナベイコート倶楽部、エクシブ鳥羽別邸、エクシブ湯河原離宮、六甲サンクチュアリーヴィラの6つの会員権をメインとして販売していますが、芦屋ベイコート倶楽部と六甲サンクチュアリーヴィラの販売は鈍化しています。やはり同時期に同じエリアに開業するのは無理があったのでしょうか。お互いが足を引っ張っているように映ります。

横浜ベイコート倶楽部とエクシブ鳥羽別邸は想定内の販売状況ですがエクシブ湯河原離宮の販売は危機的状況です。下方修正した3分1ほどしか販売できていません。その穴を埋める以上にラグーナベイコート倶楽部の販売が絶好調を迎えています。58億円の売り上げ目標の倍近い95憶円半期だけで販売しているのです。

つまり予想をはるかに超えた販売をしているラグーナベイコート倶楽部を購入された方の竣工時の繰り延べ収益と予定通りに販売出来ている横浜ベイコート倶楽部の繰り延べ収益が営業する事なく勝手にリゾートトラストに入ってきます。この金額はクラベールも想像出来ませんが100憶単位かと思います。

では一方のホテル運営サイドはどうでしょうか。

リゾートトラストホテルの稼働率は昨年対比で見てみると半期で昨年の稼働率で上回る月はありませんでした。全体的にはホテル数が芦屋ベイコート倶楽部と六甲サンクチュアリーヴィラが開業して2施設増えているので利用客は増えているかもしれませんが稼働率は全体的には昨年を全ての月で下回っています。もちろんこの半期は震災や台風などの影響があったかと思いますが、稼働率低下はリゾートトラストの売り上げの約半分を支えるこの状況下では深刻です。

そこで稼働率を上げるための施策として導入されたのがWEB予約のリニューアル及び、公式予約アプリの導入。サンクスフェスティバルのリニューアルという事です。

ハイメディックはどうでしょうか。

リゾートトラスト会員権を仲介市場で購入される方にとっては信じられないかもしれませんが、現在ハイメディックの会員権売り上げはリゾート会員権とほぼ同じぐらいの金額を売り上げています。そこでリゾートトラストはハイメディックタイプ3の販売開始と日本橋エリアでの新たな拠点作り、サポート機能を東横名阪に配置する事を決めました。つまり今後リゾートトラストは順調に推移しているハイメディック事業により力を入れる方向へと舵を切ります。あくまでもクラベールの想定ですが2019年にオープン予定の日本橋に開業するトラスティ内にハイメディックの拠点を一つ作るのかもしれません。

5か年計画であるConnect50では来年度からインターナショナル会員権を販売する事を決めておりますし、エクシブ湯河原離宮の予想を超えた売れない状況が続いたとしてもシニアレジデンス事業など安定した事業もありますのでしばらくはリゾートトラストは安定しているのではないでしょうか。

リゾートトラスト会員権購入を検討されている方は運営会社の状況も把握されると良いのではないでしょうか。

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