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2022.01.18

【運営会社】リゾートトラスト

稼働率と権利の狭間で

東京ベイコート倶楽部が開業してから10年の月日が経過し、リゾートトラストを取り巻く環境もこの10年でだいぶ変わりましたが、この10年で一番何が変わったのかというと、権利消化ではないだろうか。

今日は権利消化に関して少し振り返ってみたいと思いますが、?と最初になったのはクラベールの記憶の限りだと東京ベイコート倶楽部が開業して数年の月日が経過した頃ではないかと思う。

元々、東京ベイコート倶楽部が開業した時は、エクシブとは互換性はほぼないと言って良いほど予約するのに面倒なホテルであった事を覚えている人ももう多くはないかと思いますが、以前はエクシブの会員さんがベイコート倶楽部を利用する際はRCIを通さないと予約する事が出来ないというなんとも面倒臭いホテルであったのです。

ここ数年で会員さんになった方には想像もつかないかと思いますが、この東京ベイコート倶楽部は当初、12泊タイプは年間3泊、26泊タイプは年間6泊までしかエクシブと交換利用出来ないという制約があり、エクシブをもっと利用したいとなるとベイコートの権利が余っていたとしてもその権利はエクシブの予約には使えないというなんとも不便な会員権でした。

それがいつの間にやら、ベイコート会員のエクシブ利用の上限3泊もしくは6泊ルールは廃止されエクシブの会員さんもRCIを経由しないと東京ベイコート倶楽部の予約は出来ないという弊害もなくなり、いつのまにやら東京ベイコート倶楽部はエクシブの延長線上にあるホテルとなった訳ですが、その頃にエクシブの会員さんに送られていたのが、権利消化せずにベイコート倶楽部の予約を取る事が出来るチケットになります。

なんかつい最近もベイコート倶楽部の会員さんに謎のチケットが送られくるサービスがあったかと思いますが、似たようなものです。少し異なるのは時代の流れでしょうか。チケットが電子化になった。という事でしょう。

つまり東京ベイコート倶楽部の稼働率は当初の見込みから考えると稼働率の面で想像以上に埋まらなかった。ので権利消化をせずに予約する事は出来るチケットをエクシブの会員に配布したのですが、ホテルの予約事務局の人達もコロコロと変更が多すぎると本当に可哀相なのです。

その頃に生まれたのが現在のサンクスフェスティバルになります。当時はサンクスフェスティバルという名前も付いておらず、会員権販売とホテルサイドが造った直近の予約で食事を付ければ権利消化しないという謎サービスでしたが、どこにも明文化される事もなく、会員権を販売している会員制営業とホテルの稼働率を上げたいホテルサイドが造った謎のサービスだったのです。(笑)

この直近予約に関して、食事を付ければ権利消化しないという謎のサービスはいつの間にやらリゾートトラスト上層部が知る事となり、上層部はこの謎サービスを禁止にする訳ですが、禁止された事によりホテル稼働率の低下を招くという事態になり、上層部が思いついたのが、営業マンとホテルサイドが勝手に作った謎のサービスを明文化させ、名前を付けて利用してもらおうという事で生まれたのが現在のサンクスフェスティバルです。(笑)

つまり現在のサンクスフェスティバルは営業とホテルが勝手にやっていた事がきちんとしたサービスになった。という物になります。

最近で言うと、サンメンバーズの会員さんでも一部のエクシブホテルの予約が1年前から利用出来るようになったなどがありますが、これはあまり関心出来ませんね。

もうサービスの線を越えてしまっている。

それ以外にも、予約キャンセル料の導入及びそれに伴い権利を消化せずに権利を戻すという変更など、いろいろとありましたが、これらはホテル稼働率を上げるためにやっていると言えます。

振り返るとこの10年でルールはあまり変わっていないのかもしれませんが、サービスは結構変わっていますね。どこまでがルールでどこからがサービスなのかを今一度、認識しておく必要があるのではないでしょうか。

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