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2023.03.07

【運営会社】リゾートトラスト

歴史を知ると未来がわかる リゾーピアからエクシブ編

サンメンバーズ会員権から所有権付きの会員権であるリゾーピアを販売する事になったリゾートトラストですが、リゾーピア施設はわずか4施設、数年で施設展開は終了します。

リゾーピア熱海、リゾーピア箱根(現在は閉館)、リゾーピア久美浜、リゾーピア別府となります。

利用権だけの商品から所有権付きの会員権によるフルモデルチェンジ商品を販売していたリゾートトラストですが、又、新たな壁にぶち当たる事になります。時代は1980年代後半のお話になります。
そのお話をする前に、会員制ホテルとは当時は元々どのようなニーズの方に販売していたのかのお話をしたと思います。

当時の会員制ホテルというのは、最初にいくらかのお金を支払う事により、利用時は安く利用出来る。というのが当時の会員制ホテルの一番のメリットでした。

ところが、時代の流れと共に日本人の多くが、多少高くても贅沢をしたい。満足度が高いホテルに行きたい。という方が増え、サンメンバーズ、リゾーピアと続いてきた会員権も、中身は変わりましたが外見がまったく変わっていなく、豊かになってきた日本人の利用ニーズからサンメンバーズホテルとほぼ一緒のリゾーピアホテルはすぐに時代に取り残される事がわかったのです。

そんな中、ライバルであるコーユーコーポレーション(ジャパントータルクラブ)は下田や日光に立て続けて日本国内には今まで存在しなかったようなラグジュアリー施設を建設する事になり、日本人のリゾートニーズに答えるために、リゾートトラストはリゾーピア施設にわずか数年で見切りをつけ、販売スタートさせたのがエクシブシリーズとなります。

つまり、サンメンバーズホテルからリゾーピアホテルへの変更は車で例えるなら、、エンジンの排気量やブレーキなどがよくなりましたが、車の内装はまったく変化を付けなかった。という事になりますが、リゾーピアからエクシブへの変更は、エンジンの排気量や良いブレーキを付けたまま、車の内装にもお金をかけた。という事になります。

余計わかりずらいかも(笑)

そんな時代と共に変わりゆく日本人のリゾートニーズに応えるために満を持して誕生したのがエクシブシリーズとなり、エクシブシリーズ第一弾となったのが皆さんもエクシブ鳥羽別邸に行くときに通過する寂し気に建つエクシブ鳥羽本館となります。
みんなエクシブ鳥羽も利用してあげてね。

つまりリゾートトラストはリゾーピアホテルに早々と見切りをつけエクシブシリーズの誕生と共に高級路線へと舵を切ったのです。

次回はエクシブシリーズからエクシブバージョンの誕生編になります。

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