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2023.03.10

【運営会社】リゾートトラスト

歴史を知ると未来がわかる エクシブからバージョン編

3月になると、以前と比べて少し暖かくなったような気がしますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。この連載ブログはいつまで続くのだろうか?と思っている方、来月まで続きます(笑)

今日は順調に走り出したエクシブシリーズは何故バージョンタイプを販売スタートする事になったのか?というお話をしたいと思います。

1980年代後半から、エクシブ鳥羽、エクシブ伊豆、エクシブ白浜と大都市から数時間で行ける場所にエクシブシリーズを3施設立て続けに開業したリゾートトラストですが、1990年初頭になると、又大きな壁にぶつかります。
1990年代となると、何があった時代かおわかりになるでしょうか。昭和から平成へと暦が変わる時代とお伝えするとわかるかもしれませんし、60代、70代の経営者の方はおわかりになると思いますが、バブル崩壊になります。クラベールも子供の頃なのでまったく感覚としての記憶はなくほぼ歴史的に知るバブル崩壊になります。

サンメンバーズホテルからリゾーピアホテルにモデルチェンジをした事により、利用権だけの会員権から所有権付き会員権に生まれ変わり、リゾーピア会員権からエクシブ会員権へと再びフルモデルチェンジした事により高級路線会員権へと生まれ変わりました。

ここで皆さんがよくご存じの14名で共有する。とか28名で共有する。とかの話が出てくるのです。そんな順風満帆と見られたエクシブシリーズですが、販売から10年もたたずにバブルが崩壊します。

そこでリゾートトラストが打った一手がバージョンタイプ(13泊)の販売になります。

ご存知ない方もいるかと思いますが、例えばエクシブ山中湖スタンダード26泊は当時800万円ほどで販売していました。バブルも崩壊して、これはなかなか売れません。でもせっかく高級路線に舵を切ってうまく行くと思った矢先のバブル崩壊。
高級路線エクシブシリーズを容易く捨てるのも忍びない。と思ったかどうかわかりませんが、この難しい時期をウルトラC森末、コマネチで乗り切る方法がバージョンタイプ(13泊)の販売です。

関東圏ではエクシブ山中湖、中部地区ではエクシブ琵琶湖、関西圏ではエクシブ白浜アネックスぐらいの時代のお話になります。

つまり、一部屋を14名で共有する会員権と1部屋を28名で共有する会員権と年間泊数を2タイプ用意する事にしたのですが、今となっては良かったのか。悪かったのかわかりませんが、おそらく現在販売しているサンクチュアリコートの98%ぐらいの新規販売は年間10泊タイプではないでしょうか。

東京ベイコート倶楽部や芦屋ベイコート倶楽部の仲介会員権で年間24泊タイプをほぼ見ないのはそのためです。

たまに、エクシブ予約取りずらい。と嘆いている方がいますが、半分にした会員権なので予約が取りずらいの当たり前なんです(笑)

つまり予約が取りずらい物を購入しているのに、26泊会員権ぐらい予約取りたい。となるから予約が取りずらい訳でそれを嘆いてもしょうがないのです。東京から名古屋まで新幹線で2時間ですよ。と言っているのに、なんで1時間で着かないのか?とはならないんですが、何故かエクシブに関してはそうなります。

つまりエクシブ(26泊)であったのがバージョンタイプを販売する事になったのは、バブル崩壊を乗り切るためであったのです。エクシブ山中湖バージョンタイプスタンダードは当時450万円前後で販売されていました。

つまり、仲介市場で会員権を探すと、エクシブ鳥羽、エクシブ伊豆、エクシブ白浜などのホームグランド会員権では26泊会員権を容易に見つける事が出来ますが、エクシブ蓼科やエクシブ浜名湖などでは仲介市場で見かける会員権は大半が13泊のバージョンタイプなのはそのためになります。

次回はルームシェア会員権からフロアシェア会員権編になります。

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