年会費値上げの狙いは一石四鳥なのか

年会費値上げの狙いは一石四鳥なのか

ここ数週間の話題と言えば、毎年年末に銀行口座から引き落としになるエクシブ、ベイコート倶楽部の年会費の話になるかと思いますが、クラベールも世の中の流れに乗って今日はエクシブ、ベイコート倶楽部会員権の年会費の値上げのお話しをしたいと思います。

今さら？今さらです笑

本来であれば約３週間ほど前に年会費の値上げに関してクラベールブログ内でお話しできれば良かったのですが、僕はこれが何を意味するのか、その時すぐには理解出来なかったので適当な言い訳をしてブログの題材として取り上げませんでした。

そしてこの数週間、この年会費の値上げの理由はなんであるのか？をずっと考えていました。

まず、今回リゾートトラストのリゾート会員権の年会費の値上げに関しての皆さんの感想はどのようなものでしょうか。

けしからん。もうリゾートトラストの会員権は売っぱらってやる。と一瞬思った方もいるかと思いますが、クラベールの第一印象は皆さんとは異なり、違和感しかない。リゾートトラストらしくない。の２点になります。

何で違和感しかない。と思ったか？というと僕の予想だとこの年会費値上げは以前から決められていた事ではなく急な決定事項であったように映りました。

とにかく、もう違和感しかない。と言うのが第一印象でした。つまり今回の年会費の値上げは何を意味するのか、リゾートトラストが何をしたいのかが３週間前はよくわからなかった。と言う事になります。

人間は何か問題が起きると、どうしてもそこの問題点に視線がいってしまい、広い視野で物事を見る事が出来なくなります。

ミスディレクションと言う言葉をご存知でしょうか？主に手品で用いられる手法ですが、注意を意図していない箇所に向かせる現象の事になり、手品などではいかにも右手が怪しいと人々の視線を右手に注目させ、左手で別の事を行うテクニックの事です。

つまりクラベールはこの年会費値上げの目的は別にあるのではないだろうか。と思い過去の資料を見直してみると過去と現在でいくつかの変更があったことに気づいたので、今日はそのお話しをしてみたいと思います。

今回の年会費値上げの一番最初のポイントはエクシブ会員権、ベイコート倶楽部会員権の年会費は値上がりしたのに、サンメンバーズ会員権の年会費は据え置きにして利用実費料金の値上げをしたという事になります。

何故にサンメンバーズは年会費ではなく利用実費の値上げなのか？この事に誰も疑問を感じない事が不思議でなりません。

そして第二のポイントは四半期ごとに発表している決算説明資料。

この２つを総合的に考えないと何故にリゾートトラストは年会費の値上げに踏み切ったのかをきちんと理解は出来ないかもしれません。

まず、最初にご覧いただくのは２０２４年度第二四半期に発表された開発スケジュールとなります。
（引用元リゾートトラスト２０２４年度第二四半期決算説明資料）
こちらは昨年に発表された決算説明資料となります。２０２４年の開発スケジュールの中に金沢（予定）と書かれているのをご覧いただけるかと思います。

つまり昨年の段階では金沢に新規ホテルを開業させることは決定事項だと言う事がわかるかと思います。

次にご覧いただくのはそのおおよそ３ヶ月後、今年になってから発表された２０２４年度第三四半期開発スケジュールとなります。
（引用元リゾートトラスト２０２４年度第三四半期決算説明資料）
この二つの決算発表資料を見比べてみると３ヶ月前に記載されていた金沢（予定）は消えています。

つまり、昨年末では次施設は金沢でほぼ確定していたのに今年になってから、金沢は確定ではなくなった。と言う事になるかと思います。

「数ヶ月前に次期施設はお前が金沢はほぼ確定言ってたやん」と言う声が聞こえてきそうですが😆東京ベイコート倶楽部の相場予想をコロナのせいで１回外しているんだから２回外すのも３回外すのも同じだろ。と言う事です。まーお待ちあれ。まだ中止ではなく延期の可能性もある。

皆さんもご存知のように本年１月１日に石川県を中心とした北陸地方で大きな地震があったのはご存知かと思いますが、クラベールの予想ですと、次施設は金沢ではなくなった。もしくは延期した。と考えるのが妥当ではないでしょうか。

なんで、延期された。となるのが妥当かと言うと。こんな皆さんが困っていて建設業界の方が一生懸命道路や建物の修復をして、人手が足りない時に、そこの横でリゾートホテルを建設していたらどう思われるでしょうか。おそらくですが、数年前からリゾートトラストが建てていた予定は全部吹っ飛んでいると思われるので金沢はしばらくはないかと思います。

石川県、金沢市の建設業界の大部分を押さえてたでしょうから、自治体からの要望などもあったかもしれません。知りませんが。

では、現在販売中であるサンクチュアリコート３兄弟の販売状況はどうなのか？と言うことですが、高山は９３%、琵琶湖は７７%、日光は７２%の販売が既に終了しております。本日段階ではもう少し販売が進んでいるでしょう。

過去の例からするとおそらくですが、５月もしくは６月から金沢の販売を予定していたと思われます。

つまり震災によって金沢施設は一旦保留となると、今から５月６月までに販売ができるまで話を進める事ができる金沢の代役探しなんて今更無理なんです。

もう残りわずかしかなくなったサンクチュアリコート３兄弟会員権の販売口数ですが、もう数ヶ月で完売してしまいます。完売する事は良いのですが、次に用意していた金沢物件がちょっと色々あってすぐには売れなくなりました。今なら会員制事業の６００名ほどいるのでしょうか。彼らに販売する会員権はありませんが遊ばせていたとしても給料は払わなくてはなりません。

どうしよう？となるのです。

つまり金沢の代替施設が販売スタートできるまで、もしくは金沢の延期がリスタート出来るまで、営業が販売できる会員権を新規施設を作る事なく会員権を作らないといけない。と言う事になっちゃったざます😆

そこでクラベールがリゾートトラストの社長ならならこうするだろう。と言うお話しをします。あくまで空想の架空話です。←これ大事。

今回のリゾートトラストの年会費の改定の本当の狙いは既存の会員さんが解約したくなる気持ちになる事が一番大切です。

つまり年会費を値上げしたところで会員制事業本部の営業約６００名の給料は払えません。そんなことしたらあかんけど😆会員権を手放しリゾートトラストに会員権が戻ってくればその会員権をリメークして再販する事が可能となります。サンメンバーズ会員権が戻ってきても邪魔になるだけなのでサンメンバーズの年会費を値上げして解約したくなられても逆に困るのでサンメンバーズの年会費は値上げしません。

本来であれば一番維持管理を持続していくのが大変そうなサンメンバーズ会員権の年会費を上げずに、もう大半が消えちゃったので年会費を値上げするのも無理がありますが、エクシブ、ベイコート倶楽部の年会費を値上げする。何故誰もおかしいと思わないのかよくわかりませんが、普通に考えたらとてもおかしいのです。

もちろん、１０年契約のバージョン１０や２０年契約のバージョン２０にするのが一番良いでしょう。例えばですが、エクシブ蓼科などのスタンダードでしたら購入時期にもよりますがバージョンタイプで解約してもらえれば２０万円から３０万円ぐらいかと思います。それをリメイクするとバージョン２０の２５０万円会員権を作る事が出来ます。

よくよく考えたら凄いな笑

このやり方は一石三鳥となります。

第一のメリットは休眠会員やもう年会費払うのも嫌になっている会員の会員権をリメークして販売会員権を確保する。これは金沢の代役である新規施設を作らずに販売可能な会員権をわずか数週間で大量に作る事が出来ます。

第二のメリットは１０年から２０年後はその会員権はリゾートトラストに戻ってくるという点になります。つまり半永久的な会員権から期限付きの会員権に生まれ変わる事が出来ます。開業から３０年ほど経過したホテルに関しては今後、どうするのか？リゾートトラストも気が気ではありません。サンクチュアリコートが何故に５０年契約であるのか。それは今から５０年後の事を考えているからになります。

第三にあまりアクティブな利用でない会員権をリセールする事により、アクティブな会員の元へと会員権を移動させればホテルの稼働率などにも恩恵をもたらすと言う事になります。

どうすれば、会員さんがもうこんな会員権いらない。愛想をつかすか。一番手っ取り早い方法は年会費の値上げをするというのは一つのやり方かと思います。

そこで最初のもう愛想が尽きた。売っぱらってやる、の話に戻るのです。つまりそう思った方はリゾートトラストの思惑通りになるという事ですが、残念ですがこれの対抗手段はありません。年会費が上がる。となるとそれを受け入れると言う選択しかない状況となるのですが、会員は甘んじて受け入れないといけない状況という事になるかと思います。

よくよく考えるとこの手法は一石四鳥で、年会費の値上げも付いてきます。つまり、手放す人は手放してくれて構いませんスタイルです笑

このクラベールブログを日々読んでいるリゾートトラスト信者には連絡来ないかと思いますが、今月ぐらいから、過去５年ほど遡り利用頻度の少ない会員さんには手当たり次第、解約しませんか？の連絡が来たり来なかったりするかもしれませんね。

信じるか信じないかは貴方次第です。😆